2004年3月後半の日記

by tom tanabe                                      マグパイへ戻る


2004年3月16日

女子マラソンの高橋尚子選手が、今年のアテネオリンピックの選考に漏れ出場できなくなったというニュースを見てつくづく残念に感じております。
特に僕のようにシドニーに住み彼女の「あの勇姿」を見た者にとっては、再びアテネで活躍するのを是非見てみたかった。
 
先月(だったか)の日記にも書いたように「オリンピックで金メダルを取得した選手には特別枠を与えるべきである」というのが僕の持論です。 
マラソンの場合、各国を代表する選手枠は3人までと決まっていて、日本のように女子マラソンのレベルが高い場合には、選考会の時にちょっとした不振で成績を残せないと、例え前回のオリンピックの勝者でも出場できないってやはり考えさせられます。 
特に選手本人がまだまだやる気満々で、一定以上の結果を残しているのなら、IOCが特別枠で出場を認めるべきだと思うのです。 

やはり先日の僕の日記に書いたように、オーストラリアの射撃選手「マイケル・ダイアモンド」の場合も、選考会の前にある事件に巻き込まれ、銃砲類所持許可証の一時停止処置を受けたために、結局選考会に出場できず、出場が危ぶまれています。
彼は前回のシドニー、その前のアトランタでも連続で金メダルを獲得している選手で、「3大会連続金メダル」の期待が高かったために、国民の関心が集まり、批判も出てきたために選考会で2位の選手とアテネオリンピック出場をかけて再試合を行う事になったりしています。(マラソンと違って射撃の場合出場枠は2人のようです) 

しかし、一旦はオリンピック出場が決まったと思っていた2位の選手にしてもいい迷惑で、選考委員会を告訴するのではというニュースも流れたほど。 
何しろこの2位の選手でさえ世界選手権で優勝したりしている優秀な選手で、ものすごくレベルの高い戦いをしているわけです。 
しかし、他の国の選手で、例えば世界選手権で最下位でもその選手の国のレベルが高くない場合は出場できる可能性を考えると、やはり不公平な気もします。 
誰でも素晴らしい選手を見たいわけですから、勝てる可能性の有る選手が出てこないというだけでも興味半減でしょ。
例えば昔のカールルイスが全盛期になんかの事故で予選に出れずオリンピックに出ることが出来なかったと仮定して、二流の選手が金メダル取っても面白くないという「例え」なら判りやすいかな。

そういう意味で「前回オリンピックの金メダル獲得者」は「ディフェンディング・チャンピオン」なのだから出て当然でしょ、引退でもしていない限り。 ゴルフやテニスの場合、前大会優勝者は少なくとも無条件で出場枠はもらえるわけです。
例えその選手が不調で一回戦で敗退しても、とにかく出場はできるわけです。 
ボクシングでも同じように、チャンピオンは引退でもしない限り、例えエキジビションマッチで負けるような事はあってもチャンピオンとして戦うのが普通でしょ。 
と、高橋選手選手のニュースを見ながら色々考えさせられてしまいました。

しかし日本の世論では彼女がオリンピックに出られないのは「致し方ない」と考えている人が半分もいるんですね。


2004年3月17日

すさまじい数のジャンクメールや、ウイルス付きのメールが毎日毎日押し寄せてきて、アウトルック・エクスプレス等のメーラーの設定でジャンクメールの送信者を削除に登録しても、焼け石に水状態。
最近になって僕のインターネットプロバイダーがスパム・メール・フィルター機能を提供している事を知って、使用してみたら99%のジャンクメールが入ってこなくなりました。
もっと前から使用していれば良かったのですが、こういう機能にはいまいち不安もあったので、僕のプロバイダーがどういうサービスを提供しているのかも特に調べもしなかった。
フィルターが間違って大事なメールもジャンクメールと混同して削除してしまう事などに対する不安です。

もともとプロバイダーのホームページはほとんど見に行った事が無かったというのが本当のところ。
とにかく僕の使うプロバイダー「オプタス」が大嫌いだからというのがその理由。
特に数年前にシンガポールの「シンテル」が買収して以来、そのビジネスのやり方に大いに疑問をもっているのです。

このオプタスとの付き合いは、最初に我が親のためにNHKの放送を見るためにケーブルテレビを申し込んだのが始まりです。
ところがシンテルが実質上のオーナーになった途端に、不採算部門は即切り捨てという方針なのか、視聴者の少ないNHKのチャンネルは切り捨てられる事になった。
ところがそれも直前になるまでオプタスから一切知らせが無かった。
彼らの言い分は「NHKとの放映権の値段交渉がギリギリまで難航していたから」というものでした。
僕はその時にシドニーのNHKの駐在員や日本のNHK本社に電話をかけその交渉についての情報を求めた。
オプタスの言い分は、視聴者が少ないのにNHKが要求する放映権料が非常に高く採算が合わないというもの。
逆にNHKの説明は、シンテルは最初からNHKは切り捨てるつもりで、交渉の余地すらないというもの。

どちらが本当のことを言っているのかは僕には判らなかったが、しかしNHKを放送するために使用していたチャンネル(47だったか)はNHKを切り捨てた後も、空いたままになっていました。
実はNHKは、「プロジェクトX」などを含む僕にとっても興味有る番組や、スポーツ(相撲等の)娯楽プログラムを除いた放送は、無料で流しているわけで、少なくともオプタスはその時点で、無料の放送を開いているチャンネルで流せたはず。

次に頭に来たのが、そのケーブルテレビのケーブルを使ってブロードバンドを契約したら数ヵ月後にセールスマンのようなのが訪ねてきて、無料で電話を使えるようにして帰っていった。 勿論無料というのは月々の基本料金が無料で使用料は払わなければならないのですが、別にこちらから電話をかけなければ支払いは生じないし、電話がかかってくる分には課金されないので、そのまま設置してもらっておいた。

ところが(案の定というか)1年ほどしたらいきなりその電話が来月から有料になる、つまり基本料金を払わなければならなくなったと知らせてきた。
我が家では元々必要ではないその電話、使った事も無いので、それなら要りませんから解除してくださいと頼んだ。
すると何と!解除は出来ますがもし解除したら今使っているケーブル接続のインターネット料金が10ドル高くなりますと言い出した。
ケーブルインターネットを契約する時には、電話と抱き合わせで契約したら割引が受けられるなんて話、全く無かったのはもちろんです。
だいたいその当時は無料で電話を引くとかなんて話は無かった。
たった10ドルの話で僕としてはどうでも良かったのだがその「やり方の汚さに」頭に来たものです。

で、セールスマン曰く、そのまま電話を使い続けるなら電話の基本料金は20ドルだが(そう基本料金はありません、無料ですと置いていったその電話です)電話を使用したら最初の20ドル分は無料になっていますから、そのほうが解除して、インターネットが10ドル高くなるより得ですよと食い下がるので面倒くさいのでそのままにすることにした。
しかし今考えてみるとその電話なんて元々必要ないのに来たものだからほとんど使わないんですよね。
毎月の使用料がほぼゼロ。 たまに思い出したように最初の20ドル分は無料だから使わなければと1〜2回かける程度。
そう結果としては、最初は無料のはずだった電話が気が付いてみれば有料になっていて、毎月払わなくともよい電話基本料金を払わされている。
こういうビジネスのやり方って本当にモラルに反するというか。
そうそう、この電話については誰にも番号を教えていないのですが、けっこう頻繁に電話がかかってくる。
それはインターネットのジャンクメールと同様のジャンクコールなのです。
電話番号リストには載せないでくれと頼んでいるのに、どうやら僕の番号はジャンクコール屋に流されているのか、マーケットリサーチ、寄付要請コールとかなりの数がかかってきます。
最近は一切受話器を取らないが。

しかし残念ながらオーストラリアのブロードバンドの状況は日本と比べたら本当に悲しくなるほどお粗末で、僕の使うオプタス・ケーブル接続が最もスピードが出るというか、安定しているんですよね。
オプタスが嫌いでも他に同等のサービスを行っているプロバイダーが他に無いのです。

しかしこのようなビジネスのやり方はオプタスだけではないようで世の中のビジネスモラルが低下しているのか。
最大手のテルストラも今回のオーストラリアブロードバンドの割引戦争の火付け役だが、その料金設定を詳細を読んでみると、結構トリックが仕掛けてあります。
たった月額29ドル95セントの広告を見たらスピードは256bpsだし、たった200メガバイトまでで、200を超えると1メガバイトにつき15セント課金されると書いてある。
200メガバイトがどの程のものかなんて知らない人が大半でしょ。

ほとんどブロードバンド用のコンテンツはダウンロードしない僕でも200メガバイトだったら10日いや1週間で使い切ってしまう。
で、その後超過料金を払うとしたら、簡単に100ドルくらいは行ってしまうわけで、請求書を見てビックリという仕掛けです。
多分今の日本のブロードバンドは課金制度なんてとっくになくなっている筈です。 羨ましい。

追記。
この日記を書き終わって新聞を見ていたら偶然にもテルストラの記事が。
どうやらオプタスの新料金が独占禁止法に触れるのではないかと、委員会が調査に乗り出しているらしい。 せっかくブロードバンドの安売り合戦に火がついたと思っていたのでちょっと心配です。 


2004年3月18日

スペインの政権が7年ぶりにひっくり返って労働党が勝利したというニュースを見ていて非常に複雑な思いにさせられてしまいました。 
選挙前の予想では現政権有利だったのに、直前の列車爆破テロのために、イラク戦争でアメリカ支持だった現政権が敗退してしまったという報道を見て、これは非常に危険な事ではないかと。
事件直後にアスナール首相が「バスク祖国と自由(ETA)」の犯行だとメディアに伝え、この事件を政治的に利用しようとした事に対する国民の不信感、反感が結果に影響したという見方もあるようですが。
しかしどちらにしろ、このテロ事件が選挙結果に影響を与えたのは間違いないわけです。
 
スペインの国民の90%がアメリカ追従のイラク戦争参加には反対していたとか。 
で、国民の反対を押し切ってまでイラク戦争に参加したりするから必要の無いテロの犠牲者を自国民の中から出してしまったと考えるのでしょうか。 
もしそういう空気で選挙の結果がこのようになったとしたら、今回の多くの犠牲者を出した「テロ」は「効果」があったという事になり、テロリストの思う壺というか、今後テロがより活発になる可能性が有るのではないかと。 

僕もアメリカ主導のイラク戦争には大反対ですが、このようなテロの効果で政権が変わったとしたらと考えると非常に複雑な感じですな。 
また今度の選挙で勝利した労働党の公約は、スペイン軍をイラクから引き上げるというものだったそうですが、それも随分と複雑になるでしょうな。 
本当にスペイン軍がイラクから撤退すると、直接ではないが「テロが成功した」という見方もできるわけで。 

そういう意味では日本もまたオーストラリアでもこのスペインのような事件が起きる可能性は充分有ると思います。
もし不幸にもそのようなことが起きてしまら日本国民の反応はどうなんでしょうかね。
イラク派兵を強力に推し進めた小泉内閣の崩壊に繋がるのでしょうか。
今回のスペインのテロ事件と直後の選挙結果を見ながら色々考えさせられてしまいました。

さてもう一つ。
今この日記を書いていたら、テレビのニュースでブルドッグスというラグビーチームのマネージャーが解任されたと。
オーストラリアのラグビー・プレミアリーグのスター選手達が強姦事件にかかわったと報道があったのは2週間ほど前の事でしょうか。
カンタベリー、及びバンクスタウン地区を本拠とするラグビーチーム「ブルドッグス」の選手達に強姦されたと警察に被害届が出されて以来、大きなニュースになっております。
僕はこの事件については日記に書くつもりは無かったのです。
というのも被害届が出されただけで、警察がいまだ起訴に踏み切ってはいないからです。
だいたい最初の報道を読んだ時に「ウンザリ」してしまった。
内容は選手たちが合宿していたホテルに選手の知り合いの女性(ファンというかグル-ピーというか)が訪ねていって、そこで選手とセックスをしたら、他の選手も参加してしまい輪姦されてしまったので被害届を出したという事なのですが、警察としても起訴に持ち込めるのだろうかと僕は考えていたのです。

性的事件の日本人女性被害者のために何度か「お助けマン」をした僕としては、たとえ起訴に持ち込んでも有罪にするのは選手が罪を認めない限り非常に困難であると感じていたのです。

だいたい選手の合宿所は女人禁制になっているのにワザワザ自分から選手の部屋へ忍んで行ったのはその女性本人でしょ。
で、その選手とのセックスはいいが、他の選手とはしたくなかったっていう感じ。 
それにしても色々読んでみると、こんなことは前から行われていたらしい。 特にグループセックスもしょっちゅう行われていたから、この女性が来た時にもいつもの調子でグループセックスが始まったというような雰囲気です。

お仕事の話をしましょうと部屋に呼ばれて出かけていったら、選手が何人か待ち構えていて、いきなり強姦されてしまったというのとは訳が違うと思うんですよね。

ところが先ほどのニュースでまだ起訴が決まってもいない時点でチームのマネージャーが首になったというニュースは「クラブ側にある判断が働いた」という事なのでしょうが、ちょっとビックリです。
確かにオーストラリアのラグビー選手達の「乱れ」はかなり酷かったらしい。
しかしスポーツ選手が巻き込まれる性的事件には必ずスター選手を追いかけるファン(グルーピー)が係わるわけで、ニュース性は有るのかもしれないが、こんな事を毎日のように報道されるとウンザリです。


2004年3月19日

今日は素晴らしいシドニーの秋。 やっと季節相応の気温に落ち着いてきたようです。
母方の親戚が来ていた一週間は残暑厳しい日があったかと思うと、いきなりセーターが必要なのではと思うほど気温が下がったり、初めてのオーストラリア旅行で、まさにオーストラリアの四季を経験させてしまったようなものです。

さて、書きかけの「僕のモータリング・ヒストリー」途中で中断したら、何を書いたら良いか分からなくなってしまいました。(すみません)
イギリスで免許を取得したところまで書いたのはおぼえているんですけど、自分の日記を読み返したりしております。

イギリスで普通自動車の免許は取得したものの、ちょうどその頃オートバイを購入しました。
なにしろイギリスの田舎には素晴らしいワインディングロードが一杯で、警察も少なく(当時はスピードカメラなど無く)こういう道にはオートバイが最高と考えた。
子供の頃から乗っていたオートバイ、18歳になり普通自動車免許を取得して車を購入した頃から遠ざかっていたのですが、イギリスでまたバイクに乗りたくなったのです。

少々子供の頃の話に戻ります。 
16歳で自動二輪の免許を取得してすぐに購入したのは、環八沿いに有った小さなオートバイの修理屋に置いてあったポンコツの50ccのバイクが最初です。
確か「トーハツ・ランペット」という名前でした。 若い人には「東京発動機=トーハツ」なんてオートバイのメーカーが存在したのさえご存知無い方がほとんどでしょうな。
このバイク、ちっともスピードは出なかったが、楽しい思い出が一杯あります。
しかし50ccでは遠くへのツーリングはきつい、どうしてももっと排気量の大きいバイクが欲しくなった。
当時一番欲しかったのは発売になったばかりのホンダCB72というバイクでした。(排気量250cc)
特に輸出用の赤い「タイプワン」は欲しくて欲しくてしょうがなかった思い出が有ります。

しかし1960年代前半に当時の価格確か18万7000円なんて本当に高嶺の花でした。
親に頼んでも当然のごとく答えは「No」。
結局買ってもらったのはホンダのCS90という90ccのバイクでした。
このバイクは1年ほど乗ったら物足りなくて、長谷川君という同級生と一緒に大改造をして、出来たばかりの富士スピードウエイで走らせたりしていました。
長谷川君は実家が精密機械関係の製作所で、旋盤を始め種々の工作機械が有ったので、カムシャフトを自分たちで削りなおしてプロファイルを変え、リフト変更やオーバーラップ角の変更など、またピストンもギリギリまで重量を落としてなんて、見ようみまねで作っていたものです。
そう、当時は「ヨシムラさん」という人が、チューニングパーツを作り始めた初期の頃で、僕らが注文して手に入れるというような、彼の制作したパーツの販売ルートなどなかったものです。(のちのポップス・ヨシムラさんです)

なんかオタクっぽい話になって来てしまったので、ロンドンでバイクを乗っていた頃の話を。
僕がロンドンでバイクを購入しようと色々物色していたら「アラン・ミハラ」という友人が「お勧めのバイクが有る」と言う。
聞いてみると、ホンダのCB400Fというバイクを「モチェック」と言うロンドンでも有名なバイク屋さんが大改造して「モチェック・ハリアー」という名前で販売していたのです。
(ハリアーはHARRIERという英国製の有名な垂直離陸のできるジェット戦闘機です)
そのバイク屋のショップブランドと言うのか、カスタムバイクを新車で販売していて、スタンダードのCB400Fの約2倍近くするものでした。
確か当時販売されていたCB750の価格を上回っていたと言う記憶が有ります。
この「モチェック・ハリア」では随分とイギリスの田舎にツーリングに出かけたものです。

ところがある日、高速道路へ進入するインターチェンジのコーナーを「バリー・シーン」気取りで、リーンインで入っていったら、路面にトラックが落としたと思われるジーゼル油が!
そのオイルに乗ったとたん、あっという間にバイクと僕はガードレールへ。
怪我はたいした事無かったのですが、バイクはエンジンにもダメージを受けてレッカー車を呼ばなければならない状態に。
今と違って携帯電話など無い時代でどうしたものかと思っていたらパトカーが現れた。
ガードレールにぶつかってバイクは壊れて転がっているし、僕も少々怪我をしているので誰かが警察を呼んだのでしょう。

警察は親切にもレッカーを呼んでくれ、僕も自宅までパトカーで送ってくれた。
これで終われば良かったのですが、自宅までついて来た警察は免許証を見せてくださいと言い出した。
まあ事故を起こしたわけだし、当然のことなのでしょうが実はその時にはイギリスの普通乗用車免許は取得したばかりだったが、自動二輪の免許は国際免許で乗っていたのです。
普通街中での検問なら全く問題無いのだが、事故を起こして自宅までついて来た警察なので「イギリスに何年住んでいるのか。 パスポートも出してください」と言うことになってしまった。
そう、外国人がイギリスで運転する場合、国際免許証では確か3ヶ月(だったか)までしか認められていないのです。
長期滞在者等はイギリスの免許証の取得が義務付けられているのです。
で、結局僕は国際免許証で運転できる期限が過ぎているからと、無免許運転と言う事になってしまったのです。

で、無免許運転の簡易裁判の呼び出しがそのうち来ますからと言って警察は帰っていったのです。

なんか長くなりそうになってきたので続きは又来週。


2004年3月22日

母が突然、姪の娘の結婚式に出るために日本にちょっと行って来ると言い出した。 それも今週の木曜日に。
慌てて航空券の手配を。
先月に日本から帰ってきたばかりなのに、母は何しろやる事が無いというか、暇を持て余しているので、ちょっとした理由を見つけては、日本に行くと言う。
81歳にもなって、しょっちゅう行ったり来たりができるのは肉体的にも健康だからこそで、幸せ者であります。

しかしだいぶ頭の方は「危なく」なってきているし、日本から帰って来る度に必要の無い物まで大量に持って来るので、荷物は重くなり、空港の荷物受け取り(回転寿司のようにカバンを乗せて回っているやつです)でも自分のをすぐには認識できないし、やっと見つけても、荷物が重いので自分のカートに乗せるのにも苦労をするらしい。
で、到着した空港で乗客のお手伝いをしてくれるサービスをお願いする事にした。 (JALではファミリー・サービスというらしい)

さて、先週の金曜日に書いた日記を終わらせなければ。
パトカーで護送されて帰ってきた僕は、期限が切れた国際免許証でバイクを乗っていたのがバレてしまったわけですが、これには非常に焦りました。
と言うのも、もしその罪で、取得したばかりの英国の普通自動車免許が
停止処分などになったら、ファッションの買い付けのために毎日のようにロンドン中を車で回っているのに大いに支障が出てしまうからです。
何とかそれは食い止めなければと色々考えた。
そのとき警察に英国の普通自動車免許は持っていかれて、いわゆる「赤紙」になったわけです。

で、その裁判の日付を見たら何とノンビリしていると言うか、違反者が大量にいるためか、数ヵ月後だったのです。
それなら裁判が始まるまでに「自動二輪免許」を取得してしまえば、考慮してもらえるのではないかと考えた。
で、早速実地試験の申し込みをして(一ヶ月ほど待たされたかな)難なく合格したのですぐに交通裁判所に手紙を書いた。

「イギリスに住みに来て普通自動車免許は取得したが、仕事で忙しく自動二輪免許を取得する時間が無かった。 今回無免許運転と言うことになってしまったが、日本でも運転歴は長く、また事故後もすぐに自動二輪免許を取得したのでご考慮お願いします」

というような内容を書いたと思います。
で、結果は大成功! 一旦は罰金等の処置が決まっていて免許証にも違反内容や罰金が書かれていたのをわざわざ線でクロス(消して)して、無事何の「おとがめ」も無かったのです。
オーストラリアでもそうですが、英国でも交通違反の裁判って、ちゃんと「申し開きを」を聞いてくれるというか、考慮してくれるんですよね。

あ、ちなみに僕が交通違反で捕まったのはそれ以来一度もありません。
(駐車違反は除く)
これはただ単に、運が良いだけかもしれませんが。

こんな昔の事を書いていたら、本当に偶然なのですが僕の家の前の道に、何と先日の日記にも書いた、「僕の最初の車」日産ブルーバードの同じ型が停めてあった。
これはオーストラリアに輸出されたもので、僕の乗っていた1600SSS用のSUキャブ付きのは無いようだが、外見は全く同じです。
いや〜懐かしくて思わずデジカメで撮影してしまいました。
僕にとっては本当に思い出に残る車ですが、若い人から見たらこの「ブル」どう見えるのだろう。
だいたいこんな古い車が実用として路上に駐車してあるってのがいかにもオーストラリアらしいです。
公害が少ないから、ボディー等の傷みが少ないのか。
車内を見ると決してマニアがわざわざ金をかけて大事に乗っているのではないように見えます。

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↑上のサムネイルをクリックすると写真は大きくなります。
テールライトもこれと同じ、横長のでした。
僕が買った時からこのテールライトになったと記憶しています。
本当に懐かしくて、今もこの日記に写真を添付している時にもしみじみと見ていました。


2004年3月23日

我が家の前の道を100メートル程行ったところに、先月からずっと同じ車が駐車されていて、最近話題になっています。
毎朝の散歩の通り道なのですが、僕は女房に言われるまで気が付かなかった。
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↑上の写真をクリックすると大きくなります。
一見何の変哲も無い、中古の車が置いてあって、$2500ドルで売りたし(For Sale )と言う張り紙が有る(この写真から読めるかな)。
で、女房も変わったナンバープレートだなとは思ったが、それ以上には考えなかったが、普段はめったに駐車するような車の無いところなに随分長い間置いてあるのが不思議でした。
かなり古いオーストラリア製の日産パルサーのようです。

で、最近になってその「理由」が判ったのです。

この車が置いてある場所が問題なのです。
僕の昔の日記にも何度か書いた事のある、オーストラリアで毎年長者番付のダントツナンバーワンをもう何十年も続けている「ケリー・パッカー」氏の邸宅の真ん前なのです。
彼はオーストラリアでテレビ局の「チャンネルナイン」を始め、出版関係等多くの会社のオーナーなのです。

数年前に一人息子の「ジェイムス・パッカー」が結婚した時には、この邸宅で披露宴が行われ、わざわざイギリスから呼び寄せて、庭のステージで演奏させた「エンルトン・ジョン」に支払ったギャラだけでも約1億円だったという凄さです。
自分のプライベートのパーティーのために自宅の庭に海外の有名アーティストを呼び寄せたというわけですが、そういえばブルネイの王様は自分の誕生パーティか何かに「マイケル・ジャクソン」を呼び寄せたというのを思い出しました。
何億円払った事やら。

さてその息子の結婚式の時には千人近い招待客に配った「引き出物」がまた総計何億円とかとも言われています。
だいたいオーストラリアでは引き出物なんて配る習慣も無いのですが、僕の女房が昔日本語を教えていた生徒さんの一人がその結婚式に招待されて、贈られたその引き出物が純金のネックレス(男性はカフスボタンだったか)でかなり高額な物であると、我が家に来て話しているのを聞いて驚いたものです。

さて、その大金持ちのオジサンとこの車が何の関係があるのか。
実はこの車に付いているナンバープレートには「PBL」とあります。
オーストラリアでは6桁までなら好きなアルファベットや数字の組み合わせで「マイ・ナンバープレート」が持てる話も前に書きました。
勿論「卑猥」な意味になってしまう字の組み合わせは許可が下りないようで、当然「フ○ック」系は駄目ですし、「SEX」も無いようですが、「SEXY」は見た事があります。 
「セクシー」は卑猥な言葉ではないということで。
話が飛びますが、この「SEXY」というナンバーの付いている車は、真っ赤なオープンフェラーリで金髪の歳の頃は30代の女性が乗っていました。

さて、この「PBL」実はこの超金持ちのオジサンの会社の名前なんです。
正式名称を「Publishing and Broadcasting Limited」といいます。
pbl.com.au で打ち込むとそのウエブサイトが出てきます。
今見たら、そうですPBLはカジノも経営しているんでした。
ケリー・パッカーというオジサン、一番好きなのがギャンブルで、とうとう自分でもカジノ経営始めてしまったんでしたっけ。
まだオーストラリアでカジノを買収するまで、ヨーロッパのカジノに遊びに行って一晩に何億円も勝ったり負けたりしていたようです。

そんなわけでこの「PBL」というナンバープレートの付いた持ち主は多分最初は自分の名前のイニシャルか何かで取得したんでしょう。
ところがオーストラリア長者番付ナンバーワンのオジサンに最も関係のあるイニシャル(ウエブサイトもその名前でやってるほどですから)でもある事に気が付いて、そのナンバープレートを買わせようと考えたのでしょう。(僕はその車の持ち主が誰か知らないから、想像で書いています)

ところが全く無視され続けているようです。
いえ、この車が思いっきりポンコツで、そんな金持ちのオジサンが買って乗るのを期待しているわけでは当然無く、ナンバープレートを買わせるために、ポンコツの車に付けて売っているわけですが、それにしてもこのオジサンから見たら2500ドルなんてまさに「はした金」なんですが、しかしこのナンバープレートの相場から言ったら2500ドルは安くないのでしょう。
このオジサンにとっては特別な「イニシャル」でしょうが、他の人にとっては全く何の関係も無いわけです。
いくら大金持ちだろうが、相場以上は出さないぞってことかもしれません。

人気のあるプレートには何万ドルもつくのですが。
この何万ドルというのは、アルファベットの組み合わせの話で、ただの数字の組み合わせ、の場合は気が遠くなるほど高い値段が付きます。
一桁の場合は最高は8000万円くらいまでつくでしょうな。
この話は2001年7月14日15日の日記に書きましたな。

とにかくこの車、いつまでたっても「オジサン」に買ってもらえないようです。
下の写真ではこのオジサンの家も入れようと思ったのですが、門からかなり高いレベルに建っているし、奥の方にあるので全然写っていません。
だいたい門も良く見えませんな。
道から家はほとんど見えないほど馬鹿でかい敷地にあるのです。

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↑をクリックすると大きくなります。
左下にその車が置いてあるのが見えます。


2004年3月24日

マイクロソフト社がEUの(経済)競争法に違反するという裁定で制裁金650億円の支払いを命じられるというニュースを見て、何で今までこのような処置がとられていなかったのかが不思議でした。
今回の理由は、基本ソフト(オペレーションソフト)である「ウインドウズ」と、音楽や映像を再生するアプリケーションソフト「ウインドウズ・メディア・プレーヤー」とを一体で販売していた事に対する制裁です。

で、今までもアウトルック・エクスプレスというメーラーやインターネット・エクスプローラーのブラウザも同じように基本ソフトと一体で販売していて、アメリカでは随分長い事、独占禁止法違反ではないかと裁判で争っていました。
しかしマイクロソフト社はアメリカの会社なので、所詮アメリカの司法当局もいい加減というか、結局何だかうやむやに終わってしまっていました。

ですから今回のEUの処置にしてもやっとという気がしますし、当然日本でも同じような処置は取るべきなのに、そこは日本はアメリカの「ポチ」なので、アメリカ様が嫌がる事は避けて通るというか。

とにかく何が問題かと言うと、基本ソフトであるウインドウズをコンピューターにインストールする時に、一緒にインターネット・エクスプローラやアウトルック・エクスプレスが嫌でも一緒にインストールされてしまうでしょ。
特にセキュリティーの面で大いに問題が続出するインターネット・エクスプローラーなど僕は使いたくないのに。

IE(インターネットエクスプローラー)やOE(アウトルックエクスプレス)をインスト−ルするかしないかは、ユーザーのチョイスに任せるべきなのに。
で、僕は仕方が無いので「Sleipnir」というタブブラウザーを使用していますが、IEに比べてセキュリティーの設定など、もう比較にならないほど使いやすいし、安全でも有ります。
で、この日本人制作の「Sleipnir」はフリーソフトで無料、オーストラリアの新聞でも紹介されているほど。
そんなのが「無料」なのに、欲しくも無いIEになぜ金を出さなければならないのか。

日本でも今回のUEの裁定を是非参考にして欲しいと思います。

さて、スペインでの列車爆破テロが与えたインパクトは非常に大きいようです。
ご存知のようにオーストラリアはイギリスと一緒に真っ先にイラク戦争参戦に手を上げた国、スペインの90%ほどではなかったが、国民の約50%が反対したのですが、もしオーストラリアでもテロで犠牲者が出たりしたら、ハワード政権維持に大きな影響が出るのではないかと。

と、ここへ来てイスラエルによる「ハマス」指導者の暗殺で、オーストラリアでも報復を恐れてユダヤ系学校や教会ではセキュリティーを強化なんて、もうウンザリですな。

イスラエルに対するアメリカの姿勢が変わらない限り、中東問題は永遠に終わらないでしょうな。


2004年3月25日

2004年3月25日
今朝、母が日本へ発つ。 いつものJAL772便。 
今だシドニーは夏時間なので出発は朝10時15分。 8時半過ぎに空港に到着したら、日航のチェックインカウンターはもの凄い混雑。 
今は観光シーズンでもないと思うのですが長蛇の列。 
あまりにも長い列で、チェックイン前に受けるカバンのセキュリティーチェック(レントゲンで中味を見るやつ)の機械が止まっている。 
つまりその検査機械のところまでチェックインを待っている列が伸びて来て、セキュリティーチェックをしてもお客が中に入れないので止めているわけです。 

おとなしく並んでいたらその係員が「ビジネスクラスのお客さんはいますか」と声をかけている。 
さっそく係員に申し出ると、止めていたその機械(ベルトコンベアーのようなやつ)を動かし始めて母の分だけ検査して合格ステッカーを貼ってくれた。 
よく見るとビジネスクラス・チェックイン・カウンターは全くお客がいないんですよね。 
で、今回初めて「e-ticket」というのでチェックイン。 今回母の切符を購入したのが出発のたった3日前(今週の月曜日)、で旅行代理店から航空券を郵送することもできるが、e-ticket(イー・ティケット)なら先にFAXで送って確認できますからと言うので、それにしてもらった。 
今までの航空券に慣れている僕には、ただのA4の紙にタイプしてある、ほとんど「アイテナリー」と見間違えるような紙切れというのがなんだか心もとない感じ。 
で、今朝チェックインの時にそのe-ticketを出そうとしたら、チェックインのオネエサン、母のパスポートだけを見て母の名前を端末に入力、あっという間に「搭乗券」発券して終わり。 
と言うことは将来的にはパスポートさえあれば航空券など必要なくなるんですかね。 
同姓同名の人とかの場合、間違って搭乗券出しちゃったりしないのかしらと。 

で、搭乗券が出たら、今度は日本人のオネエサンが現れて、「ファミリー・サービスのリクエストをいただいておりますので、ただいまから出国手続き及びサクラ・ラウンジのほうへお連れいたします」なんておっしゃる。 母は日本とオーストラリア間を一体何度往復しているのか、数え切れないほどなのですが、父が他界してから一人で旅行はやはり心もとないのか、そのサービスに大喜びをしておりました。 
81歳にもなるのでこういうサービスは非常に助かります。
何しろ先回一人でシドニーを発った時に、空港内のサクラ・ラウンジの場所がわからず、結局2時間近くも出発ゲートのソファーで出発時間が来るのを待っていたとの事。 
今回は僕も安心して空港を後にしました。 

空港から帰ったら即今度は娘の家へ。 
前から頼まれていたスモークアラームの検査。 シドニーでは新築基準で各寝室の外に煙感知装置(スモーク・アラーム)を必ず設置しなければならないので、娘のところにはキッチンを含めて4器が有るのですが、これがどうも調子悪い。 
火事でもないのに夜中にいきなり鳴り出したりで、全てを僕が検査してやる約束をしていたのです。 
スーパー・マーケットなどで手軽な値段で販売されている9ボルトの電池だけのやつは、問題があればたった10ドルちょっとなので買い換えれば良いのですが、娘のところのは交流を電源としているだけでなく、停電などの予備のためにやはり9ボルトの電池も入っていて、まだまだ使える電池なのに誤作動を起こして電池切れの警報を出したりと、非常に面倒くさい。 
その上、天井についているので梯子を使って取り外し、一応中の電池を新しいのに交換、それでも調子のおかしいのは新しい装置と交換と言うことに。 

実は娘のところにはシェアーメイトが二人いて、両方とも30歳をとっくに超えている。
男性のほうは35歳、女性のほうも似たような年齢なのですが、全く煙感知装置の電池交換でさえ「お手上げの」状態。 
最初に煙感知装置がおかしいと電話があった時に、中の電池を取り替えてみろとアドバイスしたら「中には電池は入っていない」と自信を持って言われてしまった。 
それほど機械音痴の三人なので僕が出かけていく羽目に。 

こういう人達って結婚して家庭を持つ年齢になっても、電池交換までいちいち修理屋さんや電気技師をお願いして、馬鹿高いサービス料を払うんだろうか。
ちょっとした修理など頼むと出張費が馬鹿高い国オーストラリアは日本と違ってDIY(Do It Yourself )の国だと思っていたのですが、我が娘を含め3人もいるのに誰も出来ないんなんて、いささか驚きでは有ります。 

いつまでたっても「オトーサン」便利屋させられています。


2004年3月26日

昨日日本へ出かけた母より「無事着いた」との電話。
「いや〜今回はファミリーサービスのお陰で、本当に良かったわよ」との事。 「何で今までこのサービス気が付かなかったのかしら」と。
父が他界してからオーストラリア日本間の往復は一人旅で、いくら慣れている筈だといっても、やはり心細かったのか。
電話の調子ではよっぽど嬉しかったようです。 確かに出発する空港から、到着空港まで面倒見てもらえるなら、添乗員も必要ないかもしれませんな。

さて久し振りにフォミュラーワンについて。
今年も早2戦終わりました。 開幕前の期待とは裏腹に、フェラーリと他のチームのギャップが狭まるどころか開いているようにも見えます。
アンチ・シュウマッハーとしては本当にがっかりです。
せめての救いは、ホンダが2流グループからトップチーム・グループに入りかけている事。
昔の栄光を背負っているホンダとしては、もうそろそろちゃんとした成績残さないと「ヤバイ」のではないかと思っていました。
ただし残念ながら、せっかく好調のホンダ(BAR・HONDA)に乗る事になった佐藤選手、最初の2戦は何だか運悪いですね。
運も実力のうちだと僕は考えています。

佐藤選手に確実に言える事は1年のブランクは大きかったということ。
同僚のジェンソン・バトンとの差が有るように感じます。 で、このジェンソン・バトン選手だってそれほど速いと僕は思っていないので、このレベルでうろうろしていたら佐藤選手2流で終わってしまうのではないかと、とても心配。
僕は今までF−1に参戦した日本のドライバー達の中で、佐藤選手が1流になれる可能性を持った唯一のドライバーだと期待しているので。
彼に期待している理由は色々有るのですが、肉体的な強靭さや英語力など運転以外の要素も含め、今まで日本から世界に挑戦したドライバーの中では群を抜いているのではないかと考えるからです。

ご存知のように今やF−1ドライバーのトップクラスは10年前とは比較にならないほどの過酷な肉体トレーニングで体を作っているわけで、シュウマッハーなどあの暑いマレーシアGPでもほとんど汗をかかないから、運転中に水の補給は要らないかもなんて言っていたほど。(結局積んでいたらしいが)
いくら才能が有っても肉体がついて来ないと勝負にならない時代になっています。

その良い例が、誰もが未来のチャンピオンと期待していた「ヤン・マグネッセン」。
彼は結局散々な結果しか残せないでF−1から去っていったでしょ。
カートの時代やイギリスF−3の活躍を見て誰でもが「セナ」の再来になれるのではと期待していたのです。
しかし僕は彼がデビュー当時、レーシングスーツを着替える時の上半身裸の写真を見て、こりゃー全然話にならないのではと思ったものです。
その上、彼はタバコも吸っていたとか。
もう論外でしょ。 で結局僕の予想通り彼はすぐにF−1を首になり、どこのF−1チームも拾わなかった。

さて、そういう意味ではオーストラリアのドライバー「マーク・ウエーバー」は大いに期待ができそうです。
ご存知のように彼の所属するチームは、残念ながら一流ではないので、いまだ優勝はしていませんが、その素晴らしい才能に、多くのチームが彼を狙っているようです。
だいたい、予選で同じ車に乗るチームメートがいつも、せいぜい中団以下の位置なのに、彼はフロントロウなんて唖然としてしまいます。
タイム的にも2秒近くチームメートより速かったりなんてざらで、モントーヤと並んでシュウマッハーを倒せる最右翼のドライバーだと思っています。

今年の第一戦オーストラリアGPの時に、オーストラリアのテレビ局がレースの前日面白い番組を放送していました。
それは自転車でタスマニアをほぼ横断するような非常に過酷なレースで、参加者の一人が「マーク・ウエバー」なのです。
自転車もロードタイプや、また未舗装のフィールドにはマウンテンバイクなどを使い、本格的な耐久レース(一週間ほどだったか)にトライアスロンの選手などに混り、彼も頑張っておりました。
やはり彼も肉体的にもシュウマッハーには負けてないんですな。

次のF−1は中近東グランプリというのか「バハレーン」で開催されます。
誰にも初めてのレースコースなので、大いに楽しみであります。


2004年3月29日

昨日の日曜日からシドニーは冬時間に。
冬時間といっても、シドニーは秋の心地良い日が続いています。
日本との連絡などは、時差が1時間に縮まって、少々楽に。 
朝も1時間、得した気分になります。
さて、
先週土曜日に行われたオーストラリアの水泳オリンピック選抜競技会、最初のニュースを見てまさに「イスからずり落ちる」ほど驚きました。
なんと、日本でも超有名な世界チャンピオン「イアン・ソープ選手」が予選でスタートの合図が鳴る前にバランスを崩して、プールに飛び込んでしまったのです。
で、僕は一度でもフライングをしたら「失格」というのをすぐに思い出せなかったので、その場限りでオリンピックに(その400メートルの種目についてだけですが)出場できないと決まってしまったのさえもすぐに気がつかなかった。

先日の日記に日本の女子マラソン選手「高橋尚子」選手がアテネに選ばれなかった事のついて書きましたが、これはそれ以上にショックと言うか残念と言うか。
何しろ彼にとって「400メートル」は最も得意な種目、世界記録を次々と更新している世界のスターが出場できない事になった瞬間でした。
勿論彼は100メートルや200メートルに出るチャンスは残されていますが、一番金が確実だと思っていた「400メートル」で彼の泳ぎが見れないなんていまだ信じられません。
一緒にスタート台に立っていた他の選手も驚愕の表情を隠せませんでした。 

各国からオリンピック出場通過タイムをクリアーした選手は二人までと決まっていて、この予選ではもう一人の有名選手「グラント・ハケット」と彼二人がもう100%確実に選ばれる予定でした。
ですからこの種目では結局ソープを除く選手が泳いだのですが、ハケット選手の一人勝ちで、2位の選手(つまりソープが出ていたら3位で選ばれなかったであろう)が大きく引き離されてゴールするのを見て、つくづく僕の持論である、前回大会で金メダルを獲得したオリンピックチャンピオンは、特別枠を与えられるべきであるというのをまた声を大にして言いたくなりました。

世界記録の泳ぎが見る事が出来ず、どうせ行ってもせいぜい6位入賞ができるかどうかって選手を送らなければならないシステムは、非常にがっかりさせられるでしょ。
高橋選手の場合は、予選選考会で期待したほどの成績を残せなかったと言うのに加えて、日本の女子マラソンのように層が厚くて例え高橋選手が出場できなくとも、代わりの選手が金メダル獲得の可能性が有るというのとは随分違うように感じます、今回のショックは。
いやはや「無情」ですな。

と、書いていたら本日月曜日の新聞にも色々な意見が寄せられています。 
オーストラリアだけでなく世界からも驚きの意見が飛び込んできています。
特に興味深いのは先回のシドニーオリンピックで100メートル自由形でソープを抑えて金メダルを獲得した、オランダのピーター・ヴァンデン・フーゲンバンド選手の言葉。

彼(ソープ)はオーストラリア水泳界だけでなくオーストラリア全体に対して非常に大きな貢献をしている選手である。
彼が失格になったということは、いかに彼(の業績)に対する尊敬の念が欠けているいるかを表している。
オーストラリアの水泳連盟はたった一回の選考会だけで、選手を選ぶというシステムを採用しているという事自体、非常に独善的である。
世界の水泳界には彼のような「スーパースター」が必要なんだ。

↑これを見てつくづく同じ気持ちにさせられました。
オリンピック選考の基準って一体何なんでしょうね。
国を代表して良い成績を残せる可能性のある選手を選ぶのが目的ではないのか。
ただただ官僚的に、選手を平等に扱うというのを表現したいために行っているように見えますな。
かわいそうな事に、ソープの失格が無ければ選ばれるはずの無かった2位の選手にも非常に大きなプレッシャーがかかっています。
辞退しろとかの話も出ているようで、心配したソープ選手は彼に直接会って「気にするな」と言っているとか。

何度も繰り返しますが、僕の持論、チャンピオン保持者(キャリーオーバーチャンピオン)はIOCが特別枠を用意するべきです。
今やオリンピックも完全に「エンターテイメント」、商業主義にどっぷり浸かっているのだから、主役が出ない舞台は客の興味も半減するってわかりそうなもの。
それぞれの国で選考の基準が違うでしょうから、チャンピオンにはIOCの招待選手という枠を作って与えるべきではと。

さて、もう一つテレビの番組から。
アンドリュー・デントンの「Enough Rope」というインタビュー番組に、パキスタン人「ハミッド・ミール」という人が出ていました。
彼は「オサマ・ビン・ラーディン」に計4回にわたってインタビューをし、今度それを出版する事になっているとか。(オサマ・ビン・ラーディンの伝記)
特に最後(4回目)のインタビューはあの「911事件」の後にインタビューしたものです。
そう、多発テロ事件後にアメリカが必死で行方を追っている「オサマ・ビン・ラーディン」に会ってインタビューした世界で唯一の人物です。

その番組を見ていて、いかに僕らが西側の報道(プロパガンダ)の影響を受けているかが良く判りました。
最も僕が注目したのは、世界規模でテロ活動を続けるアルカイダでオサマビンラーデンは「表面の顔」、実は本当のブレインは他にいるということ。
その名は「エミール・ザワーディ」と言う人物です。
彼が本当の仕掛け人らしい。
この仕掛け人、ニュージランド、オーストラリア、及び東南アジア等にも長期滞在していたらしい。

ではなぜオサマ・ビン・ラーディンが有名になったのか。
それはサウジの富裕階級出身のビンラーデンが、ソ連のアフガン侵攻の時に、先頭に立って闘ったから。
サウジの富裕階級というのは先頭に立って闘うと言う事が少ないらしい。
で、サウジには富裕階級つまり国の中枢を司る人たちの中に、中親米派と反米派が存在し、ビンラーデンはいまだその反米派の支持を受けていると言う事。

またオサマ・ビン・ラーディンは、「なぜアメリカを憎み、テロ活動を続けているのか」をステートメントにして発表しているのに、その内容は全く西側のメディアが取り上げていないと言う事。
そのステートメントの中にはアメリカの対イスラエル政策等への批判など多くが語られているらしいのですが、僕はその内容が新聞に載ったなんて聞いたことが無い。 

このインタビュー番組を見ていて僕はオーストラリアでの爆破テロの可能性を再度確信しました。
つまり世界各国で起きているテロ事件の本当の仕掛け人「陰のブレイン」である「ドクター・エミール・ザワディー」はオーストラリアにも長期滞在していたという事実。
世界でアメリカ追従に真っ先に手を上げた「オーストラリア」で彼はどのような活動をしていたのか非常に気になる話ではありました。


2004年3月30日

昨日の日記に書いたように、シドニーは冬時間になったのですが、家中の時計や電化製品に付いている時間を1時間戻すという作業も恒例になっております。
これが非常に面倒くさい。 台所にあるオーブン等は、どこをどうしたら時間調整ができるのか、毎年毎年、年に2度の事なのに忘れてしまいます。 その度にマニュアルを引っ張り出す羽目に。
他にも古いビデオテープレコーダーや腕時計など規格がバラバラで、時間のセットに時間を取られてしまいます。

その点、PCは「おりこう」で、日本にいる方には経験のない事でしょうが、ちゃんとシドニーの夏時間冬時間の切り替え日を知っていて、何もしなくともその日には時間が切り替わっています。
もう何年先までプログラミングされているのでしょうが、さすがコンピューターというか。
将来的には、デジタル地上波用のチューナーなども、地域を「シドニー」と選んでおけば、自動で時間の切り替えが行われる機能がついてくるのではないかと期待しております。

さて、日本にいる友人からのメールを読んでいたら、彼のところにも「不良債権回収メール」が来たとの事。
内容も見せてもらいましたが、もうおかしくて笑ってしまいました。
まるで「喜劇」なんですね、これが。 取り立て会社の名前は「五菱総業」って、「菱の字」なんかちらつかせています。
勿論「三菱系」の会社ではなく、有名な「組」を思わせるでしょ。
そして「五菱総業」に債権回収を依頼している会社の名前が「九鬼」という有限会社で、所在地が新宿と書いてある。
「菱」の次は「鬼」です。 おおこわ〜。

請求金額は、54135円とビックリするほど高額ではないところがミソなのか。 
それにしてもこの手のメールを受け取って慌てて払ってしまう人って世の中にはいるんでしょうね〜、信じられない事だが。
新宿あたりでやばい事をやっていて身におぼえがあるとかなのかもしれないが、いやはや不思議です。
しかし、この手の詐欺行為って日本の司法は全く興味を示さないのか、動いてくれないようです。
この手のメールを送りつけてくる行為は、違法ではないのか?
「相手を間違って、請求メールを送ってしまった」という言い訳でも通ってしまうんですかね。
ちなみにオーストラリアに住む僕にはこの手の債権回収メールは来ませんね〜。
送る側も僕が日本に住んでいないって判ってるのだろうか。
ただヤミクモにこの手の詐欺メールを送っているのかと思っていたが、海外在住者には送らないようにチェックしているのかしら。

また、英語のジャンクメールにはこの手の詐欺メールはまだ僕のところには来ません。 
日本から来るジャンクメールはエロ系が多いですな。

僕の場合ホームページを自分のドメインネームを登録して公開しているので、もうウンザリするほどの数のジャンクメールが来ます。
で、英語のジャンクメールでは相変わらず多いのが「ヴァイアグラ」の広告。 
ヴァイアグラ関連で来たメールの数など中途半端ではない。
仕方がないのでメーラー(アウトルック・エクスプレス)のメッセージ・ルールで「VIAGRA」という文字が入っていたら、「削除する」に登録したのですが、皆さんもご存知のように、敵もそれをすり抜けるために、色んなスペルに変えて送って来ます。
で、僕も相当頭に来ているので、来る度にそれを登録するだけでなく、自分で予想できるスペルも全て登録してしまった。
例えば
VI@GRAVI@GR@,  VIA-GRA,  V-I-A-G-R-A, V1AGRA,(これはIの字の代わりに数字の1です) VlAGRA(これはIではなくLの小文字), 等を始め書ききれないほど色々なバリエーションで登録したらかなり減ってすっきりしております。
今何してまで「バイアグラ」売りたいって、よっぽど儲かるのかしら。

ネットの世界からジャンクメール(スパム)がなくなる日は来るのでしょうか。
考えてみると、その分我が家の郵便受けに溜まる郵便のジャンクメールが最近は減っているように感じるのは気のせいかしらと。


2004年3月31日

気が付いてみれば、今年も第一四半期が終わってしまった。
何でこんなに時が速く流れていくんでしょう。 そう感じるのは歳取った証拠かもしれません。
昨日の日記に、ジャンクメール対策で、ヴァイアグラの考えられる限りのスペルをメッセージルールに入れていると書きましたが、いや〜敵もさるもの、今度は「V*I*A*G*R*A」ってのにして、すり抜けて入ってきました。
それにしても、そこまでして「この妙な薬」買わせようという魂胆が判りません。
ヴァイアグラの販売って、思いっきり儲かるんだろうか。

だいたい、もし僕が欲しければ、かかりつけの医者に処方箋書いてもらえば簡単に手に入るのに、なんでこんなにヴァイアグラ関係のジャンクメールが多いのか、本当に不思議です。
理由をご存知の方は教えていただきたい。

さて、肥満の問題は世界的なようで、韓国でも肥満児が増えているとか。
子供の肥満は大人になってからの肥満よりも非常に危険な要素が多いらしい。 韓国の子供達に好きな食べ物のアンケートを取ったら、ピザや、チキン(フライドチキンの事か)、そしてハンバーガーが大人気のようで、逆に嫌いな食べ物ランキングの2位になんと「キムチ」が入っていて、少々ビックリ。
韓国の子供達だけでなく世界的にファーストフード系というのは人気があるようですが、必要以上のカロリーが含まれているという深刻な問題を含んでいます。

ファーストフード(僕はジャンクフードと呼ぶ)の本国、アメリカでもついにハンバーガーのサイズを小さくし始めたとか。
何しろ訴訟の国アメリカ(これが諸悪の根源の一つ)ですから、ハンバーガーを食べたから肥満になったという訴訟が実際に起きているとか。
高カロリーの物を食べ過ぎたら当然肥満になりやすいなんて当たり前、常識以前の問題なのに、そういう物を販売したという責任追及しているようで、開いた口がふさがりません。

まあ確かにアメリカの食事って「盛り」が思いっきりすごいですよね。
僕のような年齢の者には、それが富の象徴のようにも見えていたものです。
子供の頃見ていたアメリカのテレビ番組など、家族で食事するシーンでは大きな肉の塊をお父さんがテーブルで切り分けたりして、お皿に一杯盛った「ご馳走」をみて羨ましく感じていたものです。

僕がロンドンに住みに行った数年前に、日本にもマクドナルドが入って来て、「ものすごく美味い」と思ったものです。
イギリスにマクドナルドが来たのは、東京より遅かったように記憶しています。
イギリスにはメチャクチャ不味いハンバーガーチェーンの「ウインピィ」というのがあった記憶があります。
まだ有るのかな。 はじめてロンドンに行って、期待して食べたらもう「驚くほど」不味かったです。
それに引き換え「マクドナルド」は美味しかった。

しかしあれから30年以上経ち、マクドナルドの味は基本的に変わらない、という事はいい加減飽きられてはきているようです。

世の中どんどん贅沢になり、飽食の時代といわれ、食べ物の味のレベルが30年前とは比較にならないほどレベルアップしているのも確か。 
だから今の若い人達がマックを食べても僕が30数年前にはじめて食べた時の感激なんて起きないのも当然です。 

それほど若い人に感激をもたらしていないはずなのに、しかしやはり「速い、安い」ってのは若い人には魅力なんでしょう。
マクドナルドの売上が世界的に落ちているとは言ってもやはり若い人達(小中学校生)は食べちゃうんですよね。

そのファーストフードが肥満化の原因になり、国民の健康を考える上で、非常に問題があると指摘され始めたわけです。 
僕は1970年代に初めてアメリカに行った時に、当時僕が住んでいたイギリスの国民と比較して、なんとも「肥満人間」が多いと驚いた。 
当時のニューヨークのタイムズスクエアーにはアメリカ中の有名ファーストフード店が一堂に会したフードコートがあり、24時間多くの客で引きも切らない様子を見て、アメリカの胃袋の原点を見た気がした。 

オーストラリアは近年、英国よりもアメリカの影響を強く受けるようで、それらのジャンクフードのお陰で、肥満人間が増えつづけております。 

先日もシドニーで、体重260キロもある人間が病気になって、重態なので救急車を呼んだ。 しかしアパートに住む彼を運び出せない。 
とうとうクレーンを呼び、街路樹を一本切り倒しバルコニーから吊って彼を下ろし、病院に搬送したが結局亡くなってしまったとか。 

これほどの体重の場合は肥満自体がすでに病気なのだとは思うが、しかしシドニーで150キロは超えているというような肥満の人間を見るのは決して珍しくないです。 
で、悲しい事に金持ちの多く集まるようなイースタンサバーブよりも下町の方が確実に肥満人間を見る機会が多いという事。 
戦後の貧しい時代に育った僕にはイメージとして「貧乏人ほど痩せている」はずだったのに、これだけ世の中が豊かになると、貧乏人ほど太ってたりするんですよね。

オーストラリアのマクドナルドも、この風潮を理解しているのか、最近のマックのテレビコマーシャルには面白い変化があります。
そのシーンは、
二人の若い女性客がマクドナルドに入って来て、カウンターでさて何を注文しようかというシーンから始まります。
で、彼らの頭の中にはアツアツのフレンチフライを食べたり、デザートのアイスクリームを食べているシーンが浮かんでいます。
で、店員が「ご注文はお決まりですか」と声をかけると、一瞬考えて、野菜の沢山入った「サラダバーガー(正式名失念)」を注文する。
するともう一人の女性は「あれっ?」ていう表情をするのだがすぐに、「私も同じのを」と二人ともヘルシー志向のを注文する。
これだけの事なのですが、今のジャンクフードの置かれている立場が端的に現れているでしょ。

 


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