最新日記
by tom tanabe マグパイへ戻る
2008年8月14日
久々のAMG日記更新です。
早く書かないと忘れてしまいそうなんですよね。
この日記は7月27日分からの続きです。
Stuttgartの空港を少々予定時間より遅れて出発いざロンドンへ。
プライベートチャーター機の良さは出発時間を気にしなくて良いだけでなく、到着時の入国審査がこれまた馬鹿みたいに簡単なんですね。
悪名高いヒースロー空港だと、入国審査に並ぶ人々の列の長さは気が遠くなるほどで、やっと自分の番になってパスポートを差し出すと「何しに来たんだ」的な横柄な態度で不愉快この上ない。
まるで人を見たら泥棒と思え的に「人を見たら違法就労者だと疑ってかかれ」的な態度の審査官が英国には特に多いでしょ。
ところが我々が到着した「Stanstead空港」では、入国審査は我々だけなのでまるで雰囲気ががらりと違う。
若い女性の入国審査官は思いっきりフレンドリーで、ただ単にそれぞれのパスポートを確認するだけ。 で、何人か審査するうちにその審査官が「まあ今日がお誕生日なんですね、おめでとうございます」なんて言ったものだから我々一行全員が気がついたんですね、その日がグループの一員の誕生日だって。
そこで突如入国審査ロビーで60人での「ハッピーバースデー・トゥーユー」の大合唱になってしまった。
我々以外に他の乗客はいないからものすごい大声で歌ったりしていたら、何事かっ?と入国管理のオフィスからも他の審査官も出てきて、ニヤニヤ笑って見ているという状況。 空港とは思えません。
入国手続きも速く、荷物検査も何も全く無くてあっという間に迎いのバスへ。
このStanstead 空港というのはロンドンの東側に有るのですが僕は全く聞いたこと無かったです。 僕らがロンドンに住んでいる頃から有ったのだろうか。 バスはそのままメイフェアーホテルへ直行。
それにしてもロンドンの交通は混雑は相変わらず酷いですね。
ロンドンでは市内に入ってくる車の数をを規制するために課金したりしていますが効果が有るのかと思うほどの混雑。
結局ホテルに入ったのは夜10時近くになっておおりました。
翌日から始まったメルセデス・センターや、マクラーレンF-1ティーム本社訪問は7月6日の日記に書きましたのでそちらをご覧ください。
そして翌日の晩はBleeding Heart にあるThe Cryptというレストランへ。
2台のバスでレストランに到着すると、ディナーが始まるまでシャンペンを飲みながら三々五々集まってお喋りしてる。 すると見慣れないオジサンが話しかけてきた。 我々ツアー客の一人でもないし、またレストランで働くウエイターでもない。
で、このオジサン、「マジシャン(手品師)」だったんですね。
その晩を盛り上げようとAMGが雇ったのは後で知ったのだが、いや〜メチャクチャ盛り上がった。 というのもこのオジサン、ディナーが始まって各人がテーブルについた後も全てのテーブルを回ってきて、色んな手品を披露する。
ステージ上でやっているのを見るのと違って、肩がぶつかるくらい近くで色んなトリックをするのだがこれがいくら目を凝らしても仕掛けが判らない。 かなりの腕のたつマジシャンなのでしょうが、皆大喜びで笑いが途切れなかったですね。
このAMGツアーの主催者は客を楽しませるために、ホント細かいところまで綿密に気を配ってスケジュールをたてていた。
そのマジシャンの料金を後で聞いた時にはビックリしましたけどね。
これも「太っ腹ツアー」の一つでした。
そんなわけでその晩は遅くまで楽しんでホテルの帰ったのは12時近く。そこで主催者が「翌朝のニース空港に向かう便の出発時間はなるべく早くしたい。 というのもロンドン市内から空港への道が混雑するので早朝に出たいので」と。
「朝6時出発にしたいのでホテルに言って皆さん全員にモーニングコールをするように手配します」との事だった。
部屋に戻って風呂に入って寝たのは1時過ぎ、モーニングコールは手配されている筈なので安心して寝たのですが、、、。
なんと!「きゃ〜、大変」という女房の声で起きたら、すでに時間は6時20分過ぎ!!!。 えっ?ええ〜っ???、と大パニック。
そう、ホテルが我々の部屋へのモーニングコール忘れていたんですね。人生でこれほど慌てた事はなかったってほどの大パニック。
着替えて荷物を鷲づかみにし、全速力でエレベータまで走り、ロビーに下りたら誰もいない!!!。
あちゃ〜!!!と慌てるとAMGのボブさんがこちらですよと声を掛けてきた。
何とバス2台分乗で出発のうち一台はとっくに空港に向かい、僕らが起きてこないから残りの一台はホテルの外で他の乗客を乗せて僕らを待っていた。 こんな恥ずかしい経験、今思い出しても穴が有ったら入りたいほどなんですけど、しかしバスの中で待っていた皆さんニコニコ笑いながら全員「大丈夫、大丈夫」と言ってくれたのだが、いくらホテルがモーニングコールを忘れていたと言っても恥ずかしい事には変わりがない。
しかし「飛行機もプライベートチャーターなので我々が空港に着いた時が出発時間ですから乗り遅れてしまったわけでもないし、どうせ空港で出発まで皆さん軽食食べたりしてるでしょうから」と言ってくれる。
後で色々考えたのだが先日の日記でも書いたように、ツアーの主催者は我々を大人扱いにして、例えばスケジュールが遅れ気味の時でも「出発時間ですから皆さんすぐにバスに乗り込んでください」なんてふうに、強制しないんですよね。
だから僕らがなかなか起きてこなくても、部屋まで来てドアーをノックして起こすなんて子供じゃないんだから失礼だとでも思っているのか、ロビーで僕らが現れるまで待っている。
僕らにしたら起こしに来てくれていた方がよっぽど良かったんですけどね。
これに懲りた僕らはその後、旅行用携帯目覚まし時計を即購入しました。
それまではホテルのモーニングコールを信用していたのですが、こんな経験をしたら目覚まし時計は必需品だと。
ちなみに僕は普段は携帯電話の目覚まし機能を使うのですが、ヨーロッパで時差が毎日のように変わって使わなかったのです。
さて遅れて空港に着いたら最初に出発したグループは朝食を取っていて僕らを見つけるとツアー中にとても仲良くなった一人がニヤニヤ笑いながら話しかけてきて、「ホテルはモーニングコール忘れたでしょう、実は我々の部屋にも掛かってこなかったのよ。 でも運良くトイレに立ったらもう起きる時間なのにモーニングコールがない事に気がついて遅れずにすんだのよ。 でも他にもモーニングコールなかった部屋が有って10〜15分くらい遅れてる人もいたみたいだから気にしないことよ」と。
メイフェアーホテルはチェックインの時にも間違って、すでに客が宿泊している部屋の鍵を渡したり、僕らはすべてツインルームでリクエストしていたのにダブルベッドの部屋の鍵を渡されて変えてもらったりと、どうしようもないほどいい加減だったので、要注意ですな。
さて結局ほとんど遅れもなくニースに向けて出発、暗く寒いロンドンから一っ飛びで何でこんなに空気が違うのっ!と言いたくなるほど暖かく、眩しいばかりの青空で「南仏満開!!!」でした。
寝坊して大恥かいてカリカリしていたのが癒されていくようでした。
ニースの空港はちょうどカンヌ映画祭とモナコグランプリで大混雑、すごい人でした。 しかし何の問題も無く2台のバスに分乗して向かったのは南フランスは「GRASSE」にあるミシュラン2星レストラン Le Bastide Saint Antione。
高速道路から降りて山間細い道路を走り、村の中に有るといった感じのこのレストラン、到着したら女房が「あれ〜!! このレストラン昔来た事が有るわ!!!」と。
まだ僕らがロンドンに住んでいた頃、女房の父がフランスに遊びに来ているからと彼女はパリに出かけて行った。 義父は当時若いフランス人と結婚していて、一緒にオーストラリアからバカンスに来ていたらしい。 で、パリで合流した女房達はカンヌやニースへの旅を楽しんだのだがその時に訪れたレストランだったんですね。
このレストラン周りには民家だけで何も無い、まさかこんな所に2星レストランがるなんて、マイカーが無ければまず行けないですね。
山の中腹のようなところに建っているこのレストラン、まずは中庭に通される。
すると3人の美女が弦楽器の演奏で我々一行の到着を迎えてくれた。 こういう場合全くの下戸である僕は皆がフレンチシャンパンを大いに楽しみながら歓談するのですが、ジュースってわけで酒飲みの人にはもったいない話で、この後の昼食で僕は自分が座ったテーブルで一番の人気者(?)になる事に。
「人気者」ってのは、快適な春空の下、美女の演奏を楽しんだ後はダイニングルームへ向かったのですが、この日の昼食会、この日のためにツアー主催者はわざわざオーストラリアから有名なソムリエーを我々より先に現地に送り込んで、このレストランのシェフと一緒に、この日の昼食のメニューに合うワイン選びをさせていたんですね。
いよいよ食事が開始されるとそのソムリエーが一品ずつにワインの説明をするといった趣向。
そしてそのワインが運ばれてくるわけですが、とびきり素晴らしいワインなのに僕に注がれたワインは同じテーブルの人にあげちゃうから。
いったい何種類のワインが出たのか覚えていないほどですが、8人ほどいる同じテーブルの人にどうぞと出していたので、人気者になってしまった次第。
それにしても、このランチのためにわざわざオーストラリアからソムリエーを連れてくるなんて、いやはや驚いちゃいますな。
食事が終了するとオーナーシェフが挨拶に。 この日の昼食のお値段はテツヤズに4回は行けるほどだった”らしい”。(当然この日のために用意されたワイン代が高かったんでしょうけどね)
”らしい”というのは旅行代金に含まれていて僕達は払わなかったので正確なところは不明。
じつは翌日のスケジュールは選択する事になっていた。 翌日はモナコGPの練習日でそれほど車のレースに興味ない人で「グルメ」の方が良いという人のためにオプションが用意されていた。
オプションというのは、やはりモナコ周辺に有る有名レストランにそのオーストラリアから来たソムリエーと食べに行くというもの。
で、モナコのレース練習日には行かないでグルメツアーの方にしたい方は申し出てくださいと言われたのは、この最初の日のランチが終わった後の事。
値段を聞いたら「ワイン代込みで一人当たり700〜800ユーロくらいになります」とのことだった。 日本円にするとお一人様12万円ほどなのね。 オプションだがワインは飲まなくとも割り勘という事になっていますとの事で、僕のように飲まない者にはたまったもんでは無いでしょ、女房と二人で言ったら24〜25万円なんて。
だいたい僕はモナコGPのためにこのツアーに参加したので、このオプションは最初から選ぶ気は無かったけど、しかしその時にこの日のランチにしても相当なものだというのが判ってビックリした次第。
このビックリはその後も続くのですが、いったいAMGは僕らのためにいくらくらい「足を出した」のやら。
そのビックリ話とモナコグランプリについては次の日記で。
↑こんな雰囲気で食事。 中央奥の黒いジャケット着てる人がオーストラリアから来たソムリエー。 当然ここには現地フランス人のソムリエーもいるのだろうがワインの説明を(非常に詳しく)英語でして、客の質問に答えるなんてのは無理と考えたので、彼をオーストラリアから呼んだのかも。 右の写真はそのレストランのバルコニーからの風景、こんな環境の中にあります。
そして↓にそれぞれのディッシュの写真をつけます。
これで全部だったか忘れてしまった。(もっと有ったような気が) 一品は写真撮るのを忘れて食べ始めてから気が付いて撮影。
↑最後の(右)写真はオーナーシェフ(真ん中)とソムリエ(右側)が食後に挨拶。
さて、ここでの昼食も終わり、バスに揺られてコートダジュールにある我々の宿泊先「Vista
Palace Hotel」へ。
で、ホテルからの景観が素晴らしいので下につけます。
モナコの街全体が眼下に。